高齢者のこころの病気

高給者に見受けられるまなこころの気には以下のようなものがあります。

うつ病

高動者のうつでは、一見すると元気がない、1日中ボーッとしているという様子から認知症と勘違いされやすいこともあります。そのまま放置が続き、悪化させるようになると介護が必質になり、認知能を発することもあるので、早めにきちんと診断をつけて治意することが大切です。
発症の原因については、3つ組しなどによる環線の化、大切な人や愛するペットとの死別、健康状態の低下、薬の飲み合わせというたことが考えられます。よくみられる症状としては、身体の不期(頭痛、めまい、届社・吐き気、しびれ、耳帰りなど)を訴えて絶感を受けるもののこれといった原因が見当たらない、落ち着きをいて、不安や熱類感を訴えている、家に引きこもりがちになる、無味など好きなことに全く美味を示さなくなったということがあります。
また先にも述べましたが上記のような症状は認知症と共通している点が多いですが、いくつか異なる点もあります。ます、高齢者のつ
3時では、初期に体的な不調を訴えることが多く、また何らかのきっかけによって上で挙げたような症状が急に出るようになります
(認知症の場合は性が変化していき、症状の現れ方はゆっくりです)。また気分の落ち込みも激しいです。このか物忘れの症状もみられますが、それは加齢による自然現象の程度なので、忘れていることに自覚もあります。

不安障害

不安障害は、不安な気持ちが異常に高まってしまうことで、日常生活に支障をきたしている状態の総称で、具体的な疾感としては、パニック障害、社交不安障害、全般性不安障害があります。
バニック障害とは、これといった前兆もなく、恐怖感や不安感にわれることで、息苦しくなって、やがてまいや動等などの症状が現れて「パニック発件」を起こし、これが繰り返すようになることで予期不安(いつ発作が起きるかという不安)や広場沼怖(閉した空間(電車内など)で発作が起きるかもという不安)といった症状も起き、外出も控えるようになるなどして日常生活に支障をきたしている状態を言います。なお発作自体は30分ほどで治まるようになります。
社交不安障害は、人の注目を集めるような場で非常に強い緊張やストレスを感じ、発汗や濃え、息苦しさなどの症状が出てしまう状態です。上記のような症状を見られたくないばかりに人前に出ることを極端に避けるようになって、日常生活に支障が出ている状態を言います。

全般性不安障害

日々の様々な活動や出来事について、自分ではコントロールできないほど過剰な不安や心配が生じ、この状態が通常はほぼ毎日、しかも長い期間にわたって続いている状態を言います。主症状としては、イライラする、疲れやすい、集中力が低下する、筋肉がこわばる、不といったものがみられます。なお不安の原因が特定している、2~3日程度の一時的な不安や緊張であれば、全般性不安障害とは診断されません。

妄想性障害

現時点で発症の原因はまだ特定できていませんが、安想が単一もしくは複数持続することで、日常生活に影響が及んでいる状態が妄想性障害です。なお、妄想とは現実的でない、他者には理解されにくい信念のようなもので、これが長い期間続いているのが主な特徴です。また同じょうなこころの病気として統合失調症も妄想の症状が出ることがありますが、この場合は家想が症状の中心になることはありません。
そのほかの特徴として、安想性障害は中高年世代以降の方に発症するケースが多く、また幻聴や思考の障害といった統合失調症のような症状はみられません。ただ高齢者のケースでは、抑うつ症状や幻覚なども見受けられ、イライラ、不機嫌な症状になることも多いです。なお、妄想の内容については主に5つの型に分類できるとされています。
被愛型 ある実在する人物が自分のことを好きであると安想している
誇大型 自分は卓越した能力をもつ人間だと安想している
嫉妬型 恋人や配偶者が不貞行為をしたという安想している被害型 誰かの陰謀や嫌がらせによって、自分は被害を受けたと安想している身体型 自分が悪臭を放っているなど、とても醜い状態であると安想している

専門医による認知症外来・もの忘れ外来

当院では、専門医による認知症外来・もの忘れ外来をしています。
認知症の診断、治療、予防、ご家族の介護相談、そして認知症予備軍(MCI:軽度認知障害)の早期発見、早期治療、予防にも努めています。専門医だけでなく、看護師、心理士、精神保健福祉士と多職種で総合的にサポートいたします。お気軽にご相談ください。

認知症とは

認知症とは、認知機能障害(記憶障害、遂行機能障害、失語など)によって、日常生活に支障をきたしている状態を言います。認知症は、老化が原因ではなく、何かしらの病気によって脳の神経細胞が壊れてしまうことで発症する病気の総称になります。
以下のような症状に心当たりあれば、ご本人様でも同居されているご家族の方でもかまいませんので、一度ご相談ください。

  • もの忘れがひどい
  • 同じ話を何度もする
  • 場所や時間がわからなくなる
  • 人柄が変わってしまった
  • 判断や理解力が低下している
  • 何事にも意欲がみられない
  • 不安感が強い
  • 最近怒りっぽくなった
  • 幻が見えるなど
初診時はできる限りご本人の生活について詳しいご家族に付き添いをお願いしています。
初き時、ご本人には認知能検書を受けていただきます。その間にご家族にはご本人とは別の診察室で、ご本人の日常の様子やお困りのことについてお話しいただきます。
医師の診察の後、必要に応じて頭部CT検査や血液検査などを当日に行います。
2回目の受診時に結果説明を行い、治療や対処についてご説明いたします。
※必要時には連携医療機関で頭部 MRI、脳血流シンチなど精密な検査を検討します。

再診では定期的に認知機能検査を行い、状態を評価しながら治療を再考していきます。
介護やケア、制度の相談なども承ります。わからないことがありましたら、お気軽にご相談ください。
精神的な症状や、お体の病気も
一緒に診察していきます。

ご本人のお気持ちを尊重して診療いたしますが、ご家族のお話やお気持ちも大切にしたいと考えています。ご本人の前でお話ししづらい事がありましたら、受付時や診察時にお申し出ください(お手紙などお渡しいただいてもかまいません)。

皆さまを取り巻く関連機関と
連携してサポートします。

より良い医療を提供することを目標に、かかりつけ医の先生、総合病院、担当のケアマネージャー、地域包括支援センター、介護施設、訪問看護ステーション、薬局、市区町村の役所、保健センターなど、皆さんを取り巻く開連機関と連携してサポートします。

MCI検査
令和7年4月から自由診療にて、MCIの血液査を行います。

MCI(軽度認知障害)は認知症の一歩手前の段階、
十分に予防ができる状態だから

近年、社会的な課題として大きく取り上げられることが多い「認知症」。認知症の中でも最も割合が高いアルツハイマー型認知症は、ある日突然発症するのではなく、長い年月をかけて脳内に原因となる物質が少しずつ蓄積した結果です。症状を自覚できるほど進行してしまったら治療するのは難しい病気です。
「MCI=軽度認知障害」は、認知症を発症する一歩手前の状態を指しています。最近の研究ではこの「MCI=軽度認知障害」の段階で気づき適切な予防をすることで、その後の進行を抑える可能性があるとわかってきました。
MCIスクリーニング検査プラスは、脳内に原因となる物質が蓄積されやすいかどうかを調べる検査です。この検査を受けることで、あなたが将来MCIになりやすいか(または既にMCIの可能性があるかどうか)がわかります。検査結果が良好な方も、そうではない方も、自分の状況に合わせて生活習慣を見直すきっかけとすることで、将来認知症になってしまうリスクをあなた自身がコントロールできるのです。

認知症の種類について

認知症の中で最も患者数が多いとされるのがアルツハイマー型認知症です。次いで、レビー小体型認知症、血管性認知症、前頭側頭菜変性症が多く、下記で挙げた4つの病気が原因で発症する認知症は全体の9割を占めると言われています。他にも認知症の原因となる病気はいくつかあります。

アルツハイマー型認知症とは

アルツハイマー型認知症は、アミロイドBなど特殊なたんぱく質が脳に蓄積していき、これによって脳の神経細胞が減少していきます。
その結果、もの忘れや以前出来ていたことが徐々にできなくなっていきます。

レビー小体型認知症とは

ローシヌクレインをはじめとしたたんぱく質が、脳に蓄積して発症します。症状として、物忘れをはじめとした認知機能障害、1日の中でも調子が良いときと悪いときがある、幻がみえる(幻視)、パーキンソン病の症状(手足が震える、表情がかたい、動作が減る・ぎこちないなど)、夜間に大声をあげる・あばれる(レム睡眠行動異常)などが特徴的です。なお、レビー小体型認知症では物忘れの症状が初期には軽いことが多く、他の病気と診断されることも少なくありません。

前頭側頭型認知症とは

高齢者よりも40~60歳代に発症する患者さんが多いとされています。原因となるタンパク質は様々あり、前頭葉や側頭葉を主体に脳の神経細胞が減少していきます。主な症状は、他人に配慮することができなくなる、周りの状況にかかわらず自分が思った通り行動してしまう、といった性格変化や行動異常がみられます。物忘れは目立たないことが多く、精神疾患と間違われることも少なくありません。

血管型認知症とは

主に脳血管障害(脳梗塞、脳内出血など)がきっかけとなって発症する認知症です。脳血管障害の部位によってそれぞれ異なった認知機能の低下がみられ、記憶の障害、言語の障害、運動・感覚障害、情動失禁など様々な症状がみられます。
認知症の治療について

認知症の治療について

アルツハイマー型認知症の場合、病気の進行を遅らせる治療薬のほか、精神症状(不安、焦り、怒り、興奮、妄想など)があれば、その症状に応じて他のお薬の治療も行います。
レビー小体型認知症も、病気の進行を遅らせる治療薬のほか、パーキンソン症状、幻視、レム睡眠行動異常、便秘、立ちくらみなと、それぞれに症状に合わせてお薬や生活指導を行っていきます。
前頭側頭型認知症は、有効な治療法が現時点では確立していません。ただ特徴的な症状があれば、対症療法として抗精神病薬が使用されることもあります。
血管性認知症では、脳血管障害が再発することで症状をさらに悪化させるので、発症リスクを高くさせる高血圧、糖尿病、心疾患などの治療をしっかり行い、脳梗塞などの再発を予防いたします。
また、お薬の治療以外にも、精神的な症状の治療や、予防や介護の助言も並行して行います。ご本人だけでなく、ご家族のお気持ちや本調にも、できる限り配慮しながら診療いたします。

認知症に関わる各種診断書も作成いたします。

〇介護保険の主治医意見書
〇運転免許更新に関する診断書
〇自立医療支援医療(精神通院)
〇精神保健福祉手帳
〇施設入所に関する診断書 など
〇その他、必要な書類がございましたらお気軽にお申し出ください。
※書類作成には、2週間程度お時間をいただいています。
※書類の内容によっては精密な検査が必要な場合がございます。